小児科の診療について
小児科
お子さんの病気の多くはウイルス感染症。
当院ではお子さん自身の回復力を最大限に引き出す診療を心がけています。
お薬をお出しすることもありますが、それは症状を取る目的のもので病気そのものを治すものではありません。
「こういう症状があればまた来てください」とお話ししてご家庭で様子を見ていただくこともあります。
なお、専門治療が必要な場合には適切な医療機関にご紹介します。
◆ 褒めることが、子どもの栄養になることを知ってほしい
お子様を否定する言葉ではなく、肯定する言葉をかけるようにしてあげてください。
「自分が生まれてきたことを喜んでくれている」「みんなに愛されている」とお子様が感じることが大切です。
ほめること、自信を持たせる言葉をかけることは、昔も今も子どもの成長や発達に欠かせないものであり、人間関係の基礎を養います。
お子さんの心身の成長や発達、子育てに少しでも不安を感じたらまずはご相談ください。
◆ 子育てをしている皆さんに、今一番伝えたいこと
よくいわれていることですが、スマートフォンをお子様に長時間見せないでください。
例えば、子どもの近視が増加していることやタブレットやスマホを長時間使用したための内斜視の発症が報告されています。視機能の発達を妨げる危険が潜んでいるかもしれないのです。
まだ実証されていなくても、悪影響の可能性を警告しないといけないというのが、今感じていることです。
◆ 子育て世代の保護者の方へ
親子の絆(愛着)は3歳ぐらいまでに形成されます。
この時期は、昨日できなかったことが今日できる、といったように、どんどん成長して伸びていきます。子育てはとても大変ですが、二度と戻ってこない貴重な時期です。
その時期に、親子の触れ合いを大切にし、たくさんの愛情を注いであげることで愛着が形成されます。
成長や発達、子育てに関するご相談
スマートフォンの過度な利用が目の発達に支障を来す可能性があるなど、社会の発展によりお子さんの成長に影響を与える要因も変化しています。
一方、ほめること、自信を持たせる言葉をかけることなどによる愛着の形成は、昔も今も子どもの成長や発達に欠かせないものであり、人間関係の基礎を養います。
お子さんの心身の成長や発達、子育てに少しでも不安を感じたらまずはご相談ください。
◆ 成長や発達、子育てに関する気になることはご相談してください。
親御さんが気になることや悩んでいることがあればどんな小さなことでもご相談ください。
例えば、「小児科なのに皮膚科のことを聞いていいのかな」「眼科のことを聞いてもいいのかな」と迷う親御さんが多いようですが、小児科専門医は子どもの体を総合的に診ていますので、なんでも訊いてください。その上で、それぞれの専門科を受診したほうが良いと判断した場合は適切な医療機関をご紹介いたします。
子どもは大人と違って成長段階ですので、まだ多くの感染症にかかっていません。そのため、風邪をひくと、風邪をひいた経験がないため体を守る抗体がなく、発熱することで微生物の増殖を抑制して抗体を産生したり、好中球やリンパ球を集め微生物と戦っています。もしも子どもが発熱しないと、子どもの状態を知るわかりやすい目安がなくなります。発熱は、子どもが「病気だよ」と親御さんに訴えているのです。決して発熱は悪者ではありません。風邪による発熱でしたら、1~2日で解消し良くなると思います。発熱以外に、不機嫌、食欲がない、水分を取れない、嘔吐、ぐったりする、顔色が悪いなどの症状が強い時は小児科を受診しましょう。
子宮頸がんワクチン接種
子宮頸がんワクチンは、副作用についてクローズアップされ不安視されるようになって以来、ほとんどの自治体がワクチン接種に関する情報公開に消極的です。
正しい情報をもとに判断していただくために、当院では積極的に情報提供を行っています。
正確な情報をもとにご本人と保護者でしっかり話し合い、接種するかどうかご検討ください。