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子宮頸がんワクチン vaccine

将来出産を見据えて今できること

子宮頸がんワクチン接種の必要性

◆ 子宮頸がんワクチンを接種してください

子宮頸がんが30歳代を中心に増加しています。
原因はヒトパピローマウイルス(HPV)が持続感染することにより発症します。
HPV性交渉により感染し、多くの女性が感染しますが自然排出されます。
しかし、一部が子宮頸部に前がん病変を惹起します。
ワクチン接種でHPV感染を防ぐ必要があります。

 

 

◆ 子宮頸がんとワクチン接種について

子宮頸がんは、ヒトパピローマウイルス(HPV)に感染したことにより、10年先や20年先という時間をかけて正常だった細胞が変化し、がん化してしまう病気です。
子宮頸がんワクチンはHPVの抗原を人工的に作成し、接種することで抗体産生を促し、HPVの子宮頸部粘膜への侵入を阻止します。
腕に打つ注射ですが、皮下注射ではなく筋肉に打つため痛みが強いと感じる方もいらっしゃいます。

 

 

◆ ワクチンの接種時期

子宮頸がんのワクチンは12歳から16歳の間が定期接種の対象となりますが、すべての女性に受けてほしいと考えています。
神川小児科クリニックでは2種混合ワクチン接種時に子宮頸がんワクチンの接種の必要性について説明はしています。
子宮頸がんワクチンについての情報を得る機会が少なく、ワクチン接種の目的や、今でも定期接種でワクチンを接種できる機会があることを知らない方が多いためです。情報をきちんと知って判断していただきたいという思いから、伝えられることはきちんと伝え、ご本人と保護者の方で話し合った上でワクチンを接種するかどうかを決定してもらっています。

 

 

◆ 子宮頸がんのワクチンの副作用について

何事にもベネフィットとリスクがあり、副作用のない予防注射はありません。
それは子宮頸がんワクチンも同じです。ただし、副作用が出る割合は非常に少ないのです。
しかしいったん副作用が出ると、そこばかりがクローズアップされてしまいます。私が問題だと思う点は、子宮頸がんワクチンで副作用だと思われる症状が起きたとき、対応が適切ではなかったのではないかということです。
初めの対応が適切にできなかったために、患者さんを深く傷つけてしまう結果になってしまったのではないかと考えています。

 

 

◆ ワクチン接種に適したタイミングについて

私は小学6年生で接種するDTという2種混合のワクチンと同時接種で開始すると良いと考えています。というのは、このくらいの年齢の子はいろいろなことに対して恐怖心がなく、先入観を持たずに物事を受け入れられるからです。
また、小学生なら親の話も素直に聞け、コミュニケーションを取る機会も多くお互いの気持ちを話しやすいです。しかし中学生になるとだんだん家族と話す機会が減り、距離ができてしまいます。
そうなる前に親子でワクチンを接種するかを話し合うと良いでしょう。

 

 

最後に・・・

子宮頸がんワクチンは定期予防接種ですが、現在は積極的勧奨がされておらず、予防接種者である本人の手元に予診票が届きません。
子宮頸がんは近年若い女性に増加していて、年間約1万人が発症し、約3000人が亡くなられています。がん発見のための子宮頸がん検診は重要ですが、ワクチンについてもっと皆さんに知ってほしいと思います。
予防接種対象者は12歳になる年度初日から16歳になる年度末までの女子が対象です。
接種を希望される方はご相談ください。子宮頸がんについての基礎知識は、国立がん研究センターや厚生労働省、守れる命を守る会のウェブサイトにも詳しく載っています。

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